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Speaking(話す力)を強化するために


 Speakingを伸ばしていくにはどうすればいいのでしょうか。まずはSpeakingにおける練習とは何かを確認する必要があります。それはSpeak(話す)ことです。そのままですね。

 しかし、多くの人が「英語を使って人と会話をすること」が練習だと思っています。私はこれは間違いだと思っています。私は英語とスポーツや楽器は同じだと思っていますが、この「英語で人と会話する」ことはスポーツで言う何でしょう。私は「試合」にあたると思います。つまり「練習」というよりは「練習の成果を出すところ」であるといえるでしょう。「試合」を繰り返しても確かにうまくはなりますが、しっかり「練習」をつんで「試合」をしたほうが効果が高いのはいうまでもありません。

 では、Speakingの「練習」とは何かと言えば「英語を話すこと」です。人と、ではなく自分の口からどれだけ英語を発するか、です。つまり一人でできます、練習ですからね。ただ闇雲に英語を話せばいいかといえばそうではありません。お手本、つまり正しくきれいな先生役が必要です。これは英会話教師でもいいし、CDでもいいです。そしてそのお手本を真似していきましょう。実はこの「真似」が重要なのです。真似をすることによって効果が倍増するのです。本当になりきって真似をしようとするとき非常に注意深く聞いて、発音やイントネーションまでしっかりとコピーしようとするでしょう。これが自然と自分の発音やイントネーションをきれいにしていってくれます。

 「真似したってそれしか話せないんじゃないか」という人もいるでしょうが、それは違います。このお手本が基本となり、そこから応用が生まれてくるのです。まさに「基本なくして応用なし」です。

 手順がわかってきたと思うので、次は教材選びです。CDを使って真似をするわけですからそれが行いやすい環境が整っていることが大事です。

 そして、CDの内容が理解できるレベルであることが必要です。文法的に理解できるレベルでないと応用が難しくなってくるからです。無理に背伸びをする必要はありません。わかることをしっかりと話せるようにしていきましょう。


 以下の点に気をつけましょう。


 ・ CDがついていること(ネイティブが話していること)

 ・ CDのスクリプト(話されていることの活字)がついていること

 ・ リピートやシャドウイングができるようになっていること

 ・ 内容が文法的に理解できる範囲であること

 ・ できれば内容(場面など)は自分に必要なものに近いものであるのが望ましい

 ・ 自分の英語を録音して聞くことができると尚良い


 * リピートとはお手本のあとに繰り返し発話することで、シャドウイングとはお手本にぴったりくっ       つくように発話していく方法。リピートでしっかり練習して、自信がついたらシャドウイングをして細部を修正していくのが良い。


スピーキング(Speaking)を伸ばす